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怒りを感じているとき、その相手や状況にもよりますが、
こちらが不満を感じている内容を、
相手がよくわかっていないことがあります。

わかっていないことも問題かもしれませんが、
もし、相手がそのことを理解できるようになると、
今不満を感じている状況を変えることができるかもしれません。

良くあるのが、相手にそのことを直接伝えるのではなく、
何か嫌味をいったり、もしくは、何も言わないまま、
怒っている相手にその雰囲気を感じさせて、
相手がそのことに気付くようにコントロールしようとする、というパターンです。
これは、実際にすることがあったり、されたりすることもあったり、
という経験がある人も、おられると思います。

このパターンを実際にやってみて、その怒りや不満が解消されるかというと、
あんまりされないことの方が多いです。
その怒りの理由がどれだけ正しかったとしても、
このやり方はあまり効果的ではないです。

その反対に、誰かにこれをされた場合、
どんな理由で、そういう嫌味や怒っている雰囲気を相手が出してくるのか、
いまいちわからなくて、こちらとしては、ただただ不快なだけ、
という経験をされた人もおられるかもしれません。


怒りや不満があるときは、そのことについて、
相手とコミュニケーションをすることがとても大切です。
といっても相手を責めるのが目的ではないです。

まずは、自分が感じている感情(つらい、寂しい、責められている感じがするなど)を
言葉で伝える、ということと、その理由を相手に伝える、ということが最初の一歩になります。
次に、それに対して相手から何かしらの反応が返ってきますので、
そこでのやり取りで、今の状況を変えていくためのコミュニケーションをしていく、
ということが大切です。

案外わかっているようでわかっていなかったり、
相手にも何かしらの事情がある、ということをこちらが知らないだけだったり、
ということも、そのコミュニケーションでわかってきますし、
そこでお互いに歩みよれるところも探していくことが出来ます。

ただ、このコミュニケーションは、何かリスクがあるように感じやすいです。
どちらかというと、嫌味をいったり、黙っていて怒りを雰囲気で伝える、
ということの方が状況を悪化させることが多いので、その方がリスクがある、と言えるのですが、
自分の心が守りに入ると、そちらの方を選択しがちです。


怒りを感じているときは、コミュニケーションをして、
状況を改善しようとしてみてください。
黙っているよりも、その方がより良いものを受け取ることができます。


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子供と接していると、親に対する甘えの気持ちとして、
「どうしてわかってくれないの?」
という態度で気持ちをぶつけてこられることがあります。

子供の立ち位置から見ると、
私の(僕の)ことがわかってくれて当たり前、と思っていたら、
まったく気付いてくれなかったり、無視された、というように感じるので、
そこから、親に怒りをぶつけたり、不機嫌になったりするような感じです。

親も完璧な人間ではないですし、他のことに気を取られていることもありますので、
いつまでも、子供のことを王様扱い(もしくは赤ちゃん扱い)はできないのですが、
子供は、自分のことでいっぱいいっぱいなので、そこまで気がまわりません。


子供だとそういうことがありますが、こういう部分は大人になっても、
少なからず状況や場面を変えて出てきます。
特に自分にとって身近な人や、何か甘えをぶつけ易い相手に対して、
わかってくれて当たり前、という気持ちは出てきやすいです。

この気持ちがあると、自分の中に甘えがある、と思うのではなく、
自分は正しくて、わかってくれない相手が悪い、と思うので、
自分の甘えを聞いてくれない相手を変えようという気持ちが働き、
相手との間に衝突が起きやすくなります。

これは自分でも気づきにくい部分です。
ただ、身近な相手との間に、よくぶつかる部分があったり、
腹が立つことがあったとしたら、
自分の中に、そういった、わかってくれて当たり前、
と思い込んでいるような部分がないかチェックしてみると、
意外な気付きがやってきます。


自分は当たり前だと思っていて、いつも相手を責めている部分ですが、
実は、自分の甘えの部分、言い換えると、
相手の問題ではなく、自分の課題だったんだ、ということに気付けるようになると、
自分が欲しいものに関して、相手に当たり前のように要求を突き付けるものではない、
というふうに考えることができるようになります。

相手にわかってもらいたいことや、やってもらいたいことは、
コミュニケーションが求められる部分です。
相手に理解してもらえるように働きかけたり、
相手ができるだけ乗り気になるように頼み方を工夫することで
解消していくことができます。

問題が解消されて当たり前というより、相手の都合や慣れもあるので、
わかってくれていなかったり、わかってくれようとはしているのだけれども、
少しピントがずれていたり、なんてことがあるのが当たり前、
と思えるようになると、相手に対する働きかけ方も変わってきます。


わかってくれて当たり前のことが、なんでわかってくれないんだ、
という怒りを身近な相手に持っている場合、
自分の中に、何か甘えの部分がないか、チェックしてみるのもいいですよ。
その中に、自分がより成熟できるヒントが隠れています。


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